5/17 「福島っ子の現状を知り、保養を支援する集い」から (記:W・M)

<2013年保養キャンプ報告>から

南会津で行った保養キャンプに、福島、郡山、いわきの3つの市から児童16人そのご家族4人を招待し、5日間をすごしていただいたそうです。スタッフは5人でしたが、市民団体、事業所、行政など多くの支援で実現したと話されていました。(その内容は、星空観察、笹巻づくり、川遊び、草原での虫観察、キャンプファイヤー、フィールドワーク、クラフトワーク、民話を聞くなど盛りだくさんでした)

震災前は当たり前に楽しめた夏休みが、子どもたちの手に届かなくなってしまいました。ご家族が「少しでも健康に良い環境で過ごしたかったから参加しました」とのコメントで、今更ながら 私はハッとしました。

<「福島の子どもたちの今」報告者:吉野裕之さん>

吉野さんは、「子供たちを放射能から守る福島ネットワーク」保養支援の中心メンバーとして、また、NPO法人シャローム災害支援センター、日本子どもNPOのスタッフとして活動されています。

 

事故前の年間被ばく許容量は1ミリシーベルトでした。2008年には、原発労働者の方は、1.1ミリシーベルトを努力できていました。

しかし今では、一般の子どもも大人も20ミリシーベルトを強いられています。

子どもが野外でのびのび遊べなくなり、福島県では70m走もできる屋内遊び場を整備していますが、外と関わらない遊び場は違うのでは?

74人の甲状腺異常が出ているが、がんも多い。さらに10年後にピークを迎えるだろう。放射能汚染に向かい合わざるを得なくなった日本では、しっかりしたリスクコミュニケーションが必要です。

 

文科省も積極的に活動していて、全国知事会の広域応援代表が埼玉県知事なので大いに期待していると吉野さんは話を結ばれました。

 

<質疑応答>から

Q 自主避難の方に賠償金は?

A 家賃は保障ゼロであり、損害賠償は弁護士を通じて申請すれば100万円もらえるが、とても難しい。もらいずらい制度になっている。

Q(ボランティアの方から)モニタリングポストと自分の計測が違う。

A モニタリングポストは、周りを除染しコンクリートで遮蔽していて、10m先では10倍も高い数値が出ることも多い。

シャロームでは米国の3つの団体から支援を受け、保育園の子どもたちが通園する道を歩きながら計測している。

ホットスポットファインダーで50㎝、1mの高さを調べるため2つを同時に使い計測している。生殖器の位置ではあるが、小さい子はもっと低いところを調べる必要がある。グーグルの「みんながデータベースサイト」でみることができる。

ホットスポットファインダーは130万円するが、市民活動団体には100万円で譲ってくれる。他の団体とデータで共有することもできる。

Q 甲状腺について

A 被災時の年齢で調査しているので、15才未満では年々減っている。しかし全体では増えている。

18才まで医療費は無料だが、一生薬が必要な人もいるのに困る。

(HP責任者注「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」の代表山田真先生は、「今しなければならないことは、長い時間に渡って、生活保障や医療保障をできることにすることだ」とおっしゃっています)

 

<今年の保養キャンプ>説明から

7/27~5日間寄居町のNPO法人学びの里で行うそうです。

学びの里の眞木さんは、子どもの遊び場として10年間運営して来られた方で、3.11に今まで原発を強く反対してこなかった事を後悔され、新たな気持ちで活動されている。

寄居は上杉と豊臣の合戦のあった歴史のあるところなので、観光がてら多くの人にボランティアに来てほしい。100人収容できるほどの広さがあるので安心して来てください。

政府が避難ではなく、帰れる場所といっている以上、今年は保養でに来てもらうのではなく、交流の形でしていくそうです。

 

「福島っ子保養支援・交流プロジェクト」では、賛同やさまざまな形での支援を求めています。(下記は資料より抜粋)

(1)賛同金による支援  1口1,000円

(2)スタッフ      

   事務局に参加していただく。

   2週間に1回程度、浦和駅前コルソ9F埼玉市民活動支援センターで企画、    運営に当たっていただく。

   保養期間中も可能な範囲で活動にかかわっていただくことも。

(3)ボランティアスタッフ 

   保養期間中子どもたちの活動支援(期間は随意)

   食事の手配、活動の補助等。

賛同いただく場合の振込先など、詳細は資料いろいろでご覧ください。

(ダウンロードすることができます)